不動産契約書の書き方

土地売買契約書の書き方(14)(抵当権負担の現状売買)


このページは、不動産契約書「土地売買契約書(14)(抵当権負担の現状売買)」の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「土地売買契約書」作成の際にご活用ください。

契約書・合意書・示談書の文例一覧はこちら
契約書・合意書・示談書の書き方

このサイトのトップページはこちら
文例書式ドットコム(TOP)
掲載文例の一覧をご確認いただけます。


スポンサーリンク

土地売買契約書の関連文例

文例書式ドットコムでは様々なパターンの土地売買契約書をご提供しています。
(文例)土地売買契約書(1)
(文例)土地売買契約書(2)
(文例)土地売買契約書(3)(登記申請日を定めるケース)
(文例)土地売買契約書(4)(借地権付の土地の売買)
(文例)土地売買契約書(5)(公簿面積での売買)
(文例)土地売買契約書(6)(実測面積での売買)
(文例)土地売買契約書(7)(抵当権付の土地・代位弁済)
(文例)土地売買契約書(8)(土地の一部売買・分筆して売り渡すケース)
(文例)土地売買契約書(9)(通行権付土地の売買)(通行権付土地売買契約書)
(文例)土地売買契約書(10)(不法占拠者を退去させるケース)
(文例)土地売買契約書(11)(売主が抵当権を抹消して売るケース)
(文例)土地売買契約書(12)(シンプルな契約書)
(文例)土地売買契約書(13)(既存の建物を取り壊して売るケース)


「土地売買契約書(14)(抵当権負担の現状売買)」の参考文例

以下参考文例です。

土地売買契約書

売主 〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と買主 〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、次のとおり土地売買契約を締結する。

(契約の成立)
第1条 甲は、その所有する末尾表示の土地(以下「本件土地」という。)を乙に対し、次条以下の約定で売り渡し、乙はこれを買い受けることを約した。

(売買代金)
第2条 本件土地の売買代金は後記抵当権負担の現状にて金〇〇〇〇万円とする。

(手 付 金)
第3条 乙は、本日手付金として金〇〇〇〇万円を甲に交付し、甲はこれを領収した。

(代金の支払)
第4条 乙は第2条の売買代金を本件土地の所有権移転登記申請と引換えに支払う。この場合、前条の手付金を売買代金に充当し、これを控除するものとする。

(移転登記)
第5条 本件土地の所有権移転登記は、平成〇年〇月〇日に行うものとし、甲及び乙は同日〇〇〇〇司法書士事務所(〇〇県〇〇市〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号)に参集の上、甲は前条による残代金の支払と引換えに所有権移転登記申請用書類一切を乙に交付する。
2 前項の所有権移転登記費用は、乙の負担とする。

(引 渡 し)
第6条 甲は、平成〇年〇月〇日までに本件土地を現状有姿のまま乙に引き渡すものとする。

(抵当権の負担)
第7条 本件土地は、次の債権を担保する抵当権負担の現状において売買されるものとする。
(1) 債権者 〇〇〇〇(以下、「丙」という。)
(2) 債務者(甲) 〇〇〇〇
(3) 債務現在額 元利共金〇〇〇〇万円
(4) 履行期 平成〇年〇月〇日
(5) 期限後の損害金   日歩〇〇銭

(代位弁済)
第8条 前条債務の履行期までに、乙は代位弁済・免責的債務引受その他の方法によって甲の丙に対する債務を消滅させなければならない。
2 乙が前項の義務の履行を怠ったことにより甲に対し損害を被らせた場合、乙は直ちに甲に対し、これを賠償しなければならない。

(代金額の減額)
第9条 甲の丙に対する前示債務の現在額が、金〇〇〇〇万円を超過する場合は、本件売買代金額を超過額の限度で減額する。

(担保義務)
第10条 甲は、第7条記載の抵当権を除いては、現に本件土地につき乙の完全な所有権の行使を阻害する一切の瑕疵・負担のないことを保証する。

(公租公課)
第11条 本件土地の公租公課は、第6条による引渡しの日をもって区分し、当日までの分は甲がこれを負担し、翌日以降に当たる分は乙が負担する。

(危険負担)
第12条 本件土地が第6条による引渡し以前に、当事者の責に帰すことのできない理由で滅失又は毀損したときは、その損害は甲の負担とする。

(解 除)
第13条 甲又は乙が本契約について不履行があったときは、相手方は書面により履行を催告した上、本契約を解除することができる。
2 甲の不履行により本契約が解除されたときは、甲は既収の売買代金を乙に返還するとともに、金〇〇〇〇万円也を損害金として乙に支払うものとする。
3 乙の不履行により解除されたときは、甲は既収の売買代金中、金〇〇〇〇万円也を損害金として充当の上、残額を乙に返還する。

以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書2通を作成し、各自署名押印のうえ、その1通を保有する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

売主(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印
買主(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印

スポンサーリンク