辞令(通達)・委嘱状の書き方

辞令を書く上でのポイント


このページは、辞令を作成する上でのポイントをまとめています。

辞令は、人事異動等を社員に周知させるための大切な文書です。

当カテゴリー「辞令書き方」は、辞令(指図文書・命令文書)の書き方・文例・様式・雛形(ひな形、ひな型)・テンプレート・フォーマット・例文・定型文をご提供しています。

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社内文書の書き方


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辞令とは

辞令は、指図書・命令文書の一種で、社内における採用・昇給・減給・昇格・降格・出向・転勤・転任等の人事異動事項や、戒告・停職・休職・免職・退職・解雇等の命令を、従業員(社員)に正確に伝えるための文書です。

辞令には、本人(従業員・社員等)に交付する文書と、会社に保存する文書(辞令原簿)があり、本人と会社が双方保存することで、その内容に関するトラブルを防止するようにしています。

辞令は、労働条件通知書(労働時間や賃金等の労働条件を記載した書面)のように法律で交付することが義務づけられている書類ではありませんが、会社としての意向を伝える命令文書であるため、書面で交付します。最近では、アルバイト・パート・臨時社員に辞令を交付する会社も見られます。

辞令は、会社を発展させる役割をもった社内文書です。社内にて、辞令用紙の質(紙質)やサイズ、書式、使用する印鑑等を定めておきましょう。
※市販の辞令用紙もあります。


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辞令を作成する上でのポイント

辞令には、必ず、発令する立場の者と、辞令を受ける者(受令者)立場のものが存在します。
そのため、誰が誰に対して発令したのかを明確にする必要があります。
※通常、会社の代表者(代表取締役・社長)が発令します。

辞令は、発令した内容につき、本人に誤解や疑義が生じないよう、発令した日付・目的等を簡潔に書きます。

辞令には、通常、理由は書きませんが、理由を付する場合は、就業規則等の根拠を示しましょう。

辞令には、通常、「いつから~を命じる」、「いつから~いつまで~を任じる」等、用件のみを簡潔・明確に記載しますが、受令者(辞令を受ける者)の士気を高めるために「活躍を期待します」、「今後もなお一層精励されることを切望します。」等の励ましや期待の言葉や「十分反省し、再び~を起こさないことを望む」等の反省を促す言葉をそえることもできます。

辞令の基本的な形式

辞令の基本的な形式は次のようになります。

〇〇発第〇〇号
(発令番号を明記します)
平成〇年〇月〇日

雛形孝三郎 殿
(受令者を明確にします)

株式会社定型紙業
代表取締役社長 定型文治
(発令者を明確にします)

辞 令

あなたを、平成〇年〇月〇日付をもって〇〇〇〇に命じます。

以上

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