取締役会議事録「取締役の利益相反取引承認の件」の書き方
このページは、利益相反取引の承認についての取締役会議事録の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・例文・定型文)をご提供しています。
取締役会議事録「利益相反取引承認の件(取締役が兼務する会社との取引)」、「利益相反取引承認の件(取締役と会社との取引)」、「利益相反取引承認の件(債務保証)」の議事録作成の際にご活用ください。
取締役会議事録の基本形・作成するうえでのポイントは、下記をご参照ください。
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掲載文例の一覧をご確認いただけます。
「議案 取締役の利益相反取引承認の件(取締役が兼務する会社との取引)」の参考文例
以下参考文例です。
取締役会議事録
平成〇年〇月〇日午前〇時〇分より、〇〇県〇〇市〇〇町〇〇〇〇当会社本店会議室において、取締役会を開催した。
定刻、代表取締役甲野一郎は、議長席に着き、開会を宣し、次のとおり定足数に足る取締役の出席があったので、本取締役会は適法に成立した旨を告げた。
取締役総数 〇名 出席取締役数 〇名
出席取締役 甲野一郎 甲野二郎 甲野三郎 〇〇〇〇 〇〇〇〇
議案 取締役の利益相反取引承認の件
議長は、当会社と当会社の取締役〇〇〇〇が代表取締役を兼任する株式会社〇〇との間で平成〇年〇月〇日付で締結する別紙〇〇契約が利益相反行為となるため、本件契約につき承認を得たい旨を述べた。
慎重審議の後、議長がその賛否を議場に諮ったところ、満場一致をもってこれに賛成した。よって議長は、本議案が承認可決された旨を宣した。ただし、取締役〇〇〇〇は、特別利害関係を有するので、議決権を行使せず、定足数にも算入しなかった。
以上をもって本日の議事が終了したので、議長は午前〇時〇分閉会を宣した。上記決議を明確にするため、本議事録を作成し、出席取締役全員が次に記名押印する。
平成〇年〇月〇日
株式会社甲野 取締役会
議長・代表取締役 甲野一郎 印
出席取締役 甲野二郎 印
出席取締役 甲野三郎 印
出席取締役 〇〇〇〇 印
出席取締役 〇〇〇〇 印
「議案 利益相反取引承認の件(取締役と会社との取引)」の参考文例
以下参考文例です。
議長は、当会社取締役〇〇〇〇が所有する〇〇を購入したい旨を述べ、その理由を詳細に説明した。続いて議長は、本件に関し、当会社と同氏との間で平成〇年〇月〇日付で締結する予定の別紙〇〇契約が利益相反行為となるため、本件契約につき承認を得たい旨を述べた。
慎重審議の後、議長がその賛否を議場に諮ったところ、満場一致をもってこれに賛成した。よって議長は、本議案が承認可決された旨を宣した。ただし、取締役〇〇〇〇は、特別利害関係を有するので、議決権を行使せず、定足数にも算入しなかった。
「議案 利益相反取引承認の件(債務保証)」の参考文例
以下参考文例です。
議長は、当会社の取締役〇〇〇〇が代表取締役を兼任する株式会社〇〇が銀行より融資を受けるにあたり、当会社が債務を保証したい旨を述べ、別紙融資条件等を記載した書面を詳細に説明した。
慎重審議の後、議長がその賛否を議場に諮ったところ、満場一致をもってこれに賛成した。よって議長は、本議案が承認可決された旨を宣した。ただし、取締役〇〇〇〇は、特別利害関係を有するので、議決権を行使せず、定足数にも算入しなかった。