商取引・委託・委任等に関する契約書の書き方

販売委託契約書(1)の書き方


このページは、「販売委託契約書(1)」の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「販売委託契約書」作成の際にご活用ください。
文例は、このページの下部に掲載しています。

商取引に関する契約書の文例一覧はこちら
商取引に関する契約書の書き方

商取引に関する契約書を作成するうえでのポイントはこちら
商取引に関する契約書を作成するうえでのポイント


スポンサーリンク

商取引に関する契約書について

契約は、お互いの意思表示の合致によって成立する法律行為です。
原則として、口頭でも契約は有効に成立しますが、後日のトラブルを予防するために、契約書という書面に残します。
「契約書」という名称の他にも、「確認書」・「合意書」・「覚書(覚え書き)」・「念書(約束事を記した書面を相手に差し出したもの)」、「同意書」、「証書」、「協定書」、「誓約書」などがありますが、約束(意思表示の合致)の内容や事実を証明する書類である以上、その効力は同じです。

商取引に関する契約書を作成するうえでのポイントは下記ページをご参照ください。
商取引に関する契約書を作成するうえでのポイント

各種契約書・合意書・示談書の文例一覧はこちら
契約書・合意書・示談書の書き方
このページに掲載している文例の他にも、様々な契約書の文例を掲載しています。

このサイトのトップページはこちら
文例書式ドットコム(TOP)
掲載文例の一覧をご確認いただけます。


スポンサーリンク

「販売委託契約書(1)」の参考文例

以下参考文例です。

販売委託契約書

株式会社〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と株式会社〇〇〇〇(以下、「乙」という。)とは、次のとおり契約を締結する。

第1条 甲は乙に対し、甲の製造・販売に係る商品(以下、「商品」という。)の販売を委託し、乙はこれを受諾する。

第2条 前条による乙の受託業務範囲は、次の通りである。
(1)商品の販売
(2)代金の回収

第3条 乙による販売価格は、甲が指定する。

第4条 甲は乙に対して、乙による販売価格の〇〇パーセントを手数料として支払う。
2 前項の手数料は上限であり、乙は甲に対して、商品の販売に前項の手数料額以上の経費を要した場合でも、何ら請求できないものとする。

第5条 乙は、商品の納入を甲から受けたときは速やかにこれを検査し、数量の不足または瑕疵があった場合には、納入を受けた日から〇〇業務日以内に甲に書面でもって通知するものとし、甲はこれに対し、甲に起因する事由による場合に限り、代品納入または修補を行うものとする。
2 前項の期間の経過後の数量不足または瑕疵については、甲は何らその責に任じないものとする。

第6条 乙は甲に対して、毎月〇〇日限りで集金した商品代金からその金額の〇〇パーセントを差引いた金額を、その翌月〇〇日限りで甲指定の銀行口座に送金して支払うものとする。

第7条 乙は甲に対して、毎月〇〇日までの販売数量ならびに毎月〇〇日現在の保管在庫数量および売掛代金残高を報告するものとする。

第8条 甲及び乙は、本契約に関連して知り得た、又は、相手方から開示を受けた相手方の営業上及び技術上の秘密情報を、本契約の有効期間中はもちろん、その終了後においても第三者に一切漏洩しないものとする。

第9条 乙は、本契約期間終了後満〇〇年間は、商品と同種または類似の製品を製造又は販売しないものとする。

第10条 甲及び乙は、相手方について次の各号の一に該当する事由が生じたときは何らの通知催告を要することなく、直ちに本契約を解除できるものとする。
(1)本契約の条項の一に違反したとき
(2)公租公課の滞納処分を受けたとき
(3))財産状態が悪化しまたは悪化するおそれがあると認められる相当の事由があるとき

第11条 本契約の有効期間は、平成〇年〇月〇日から平成〇年〇月〇日までの満〇〇年間とするが、期間満了の〇〇か月前までに甲乙いずれかから相手方に対して本契約終了の書面による意向表明がなされなかった場合は、期間満了日から更に1年間延長されるものとし、以後も同様とする。

第12条 本契約に定めのない事項、又は本契約の条項の解釈に関して疑義が生じたときは、甲乙誠意をもって協議の上、これを決定する。

以上、本契約成立の証として、本書を2通作成し、甲乙は記名押印のうえ、それぞれ1通を保管する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 株式会社〇〇〇〇  代表取締役〇〇〇〇   印
(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 株式会社〇〇〇〇  代表取締役〇〇〇〇   印

スポンサーリンク