遺言書の書き方

公正証書遺言(内縁の妻に包括遺贈するケース)の文例


このページは、「公正証書遺言(内縁の妻に包括遺贈するケース)」の文例(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「公正証書遺言(内縁の妻に包括遺贈するケース)」の参考文例としてご活用ください。

公正証書遺言を作成するうえでのポイントは、下記をご参照ください。
公正証書遺言を作成するうえでのポイント
公正証書遺言を作成するために準備しておくもの・公正証書遺言の証人・遺言執行者などについて詳しく説明しています。


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「公正証書遺言(内縁の妻に包括遺贈するケース)」の参考文例

内縁とは、夫婦同様の生活をしてはいるものの婚姻届を出していない関係のことです。内縁の妻には、相続権がありませんので、財産を与えたい場合には、遺言により「遺贈(いぞう)」します。
「遺贈」とは、遺言で相続人以外の第三者に相続財産の一部または全部を贈与することをいいます。「遺贈」を受ける人を「受遺者」といいます。
「包括遺贈(ほうかついぞう)」とは、相続財産の全部、または一定の割合を示して遺贈することをいいます。
「包括遺贈」では、「受遺者(遺贈を受ける人)」は積極財産(プラスの財産)だけでなく、消極財産(負債などのマイナスの財産)も取得することになります。

遺言公正証書

本公証人は、遺言者〇〇〇〇の嘱託により、証人〇〇〇〇、同〇〇〇〇の立会いのもとに、遺言の口述を筆記してこの証書を作成する。

第壱条 遺言者は、遺言者の有する財産の全部を、遺言者の内縁の妻〇〇〇〇(昭和〇〇年〇月〇日生)<住所  〇〇市〇〇区〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号>に包括して遺贈する。

本旨外要件

住所  〇〇市〇〇区〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号
職業  会社員
遺言者  〇〇〇〇
生年月日 昭和〇〇年〇月〇日

右は印鑑証明書の提出により、人違いでないことを証明させた。

住所  〇〇市〇〇区〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号
職業  会社員
証人  〇〇〇〇
生年月日 昭和〇〇年〇月〇日

住所  〇〇市〇〇区〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号
職業  会社員
証人  〇〇〇〇
生年月日 昭和〇〇年〇月〇日

以上のとおり読み聞かせたところ、一同その記載に誤りがないことを承認し、次に署名押印する。

遺言者  〇〇〇〇 印
証人    〇〇〇〇 印
証人    〇〇〇〇 印
遺言者が署名することができない場合は、公証人がその事由を付記して、署名に代えることができます。
この証書は、平成〇年〇月〇日 本職役場において、民法第九百六拾九条第壱号ないし第四号に定める方式に従って作成し、同条第五号に基づき、本職次に署名押印する。
遺言者が病気等で、遺言者の自宅等で遺言書を作成した場合は、「平成〇年〇月〇日 遺言者の自宅において」等と記載されます。
  〇〇市〇〇区〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号
  〇〇法務局所属
  公証人    〇〇〇〇 印

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