金銭消費貸借契約書(12)(譲渡担保)の書き方
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「金銭消費貸借契約書(12)(譲渡担保)」の参考文例
以下参考文例です。
金銭消費貸借契約書
債権者 〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と債務者 〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、次のとおり金銭消費貸借契約を締結した。
第1条 甲は、平成〇年〇月〇日金〇〇〇〇万円を貸し渡し、乙はこれを受け取り借用した。
第2条 乙は、次の事項を履行することを約した。
(1) 元金は平成〇年〇月〇日限り弁済する。
(2) 利息は年〇〇割とし、元金と同時に支払う。
(3) 遅延損害金は年〇〇割とする。
第3条 左の場合には、甲からの通知催告がなくても、当然期限の利益を失い、乙は直ちに元利金を完済する。
(1) 乙がその負担する他の債務につき強制執行、仮差押えを受けたとき
(2) 乙の負担する他の債務につき、競売、破産、和議の申立てがあったとき
(3) 乙が銀行取引停止処分を受けたとき
第4条 乙は、本件債務を担保するため、その所有に属する後記物件を譲渡し、占有改定の方法により該物件を甲に引き渡した。
(1) 乙が本債務を履行したときは、甲は本物件を乙に返還する。
(2) 乙が本債務を履行しないときは、甲は任意に本物件を売却し、その売得金を本債務の弁済に充当することができる。
(3) 売得金が本債務の額に満たないときは、乙は不足額を甲に支払う。
(4) 売得金が本債務額を超えるときは、甲は、その超過額を乙に支払う。
第5条 甲は、本物件を次の約定により、乙に無償で貸し渡した。
(1) 乙は、本物件を、善良なる管理者の注意を以って、その用法に従って使用収益する。
(2) 乙が本債務を履行しないときは、使用貸借は当然解除され、乙は本物件を甲に返還する。
第6条 乙は、本書記載の金銭債務を履行しないときは、直ちに強制執行を受けても異議がないことを承諾し、本契約に基づく公正証書作成のため、委任状と印鑑証明各1通を甲に交付した。公正証書作成に関する費用の一切は乙の負担とする。
以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書2通を作成し、甲乙各自署名押印のうえ、各自その1通を保有する。
平成〇〇年〇〇月〇〇日
債権者(甲) 住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
氏名 〇〇〇〇 印
債務者(乙) 住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
氏名 〇〇〇〇 印