建物の賃貸借に関する契約書の書き方

建物賃貸借契約書(8)(賃貸人の不在期間の賃貸借)の書き方


このページは、「建物賃貸借契約書(8)(賃貸人の不在期間の賃貸借)」(追加収録版)の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「建物賃貸借契約書(賃貸人の不在期間の賃貸借)」作成の際にご活用ください。
文例は、このページの下部に掲載しています。

不動産契約書の文例一覧はこちら
不動産契約書の書き方

追加収録した建物の賃貸借に関する契約書の文例一覧はこちら
建物の賃貸借に関する契約書の書き方

このサイトのトップページはこちら
文例書式ドットコム(TOP)
掲載文例の一覧をご確認いただけます。


スポンサーリンク

賃貸借契約書においてよく使われる用語

敷金(保証金)
敷金とは、不動産の賃貸借契約を締結する際に、借り主が、次のような目的で、貸し主に預ける金銭のことです。
1.賃料の不払いに対する担保
2.借り主が負担すべき原状回復費用の前払い分
したがって、契約が終了し、借り主が不動産を明け渡した後、上記1~2の金額を控除した残額が、借り主に返還されます。敷金(保証金)の一部を返還しない旨の特約がある場合がありますが、この返還しない部分のことを「敷引き(解約引き)」といいます。

礼金(権利金)
礼金とは、不動産の賃貸借契約を締結する際に、借り主が貸し主に、契約締結の謝礼として支払う金銭のことです。「敷金」と異なり、借り主に返還されません。

土地の賃借権と地上権の違いについて

土地の賃借権と地上権の大きな違いは、次のとおりです。
・土地の賃借権は、勝手に譲渡できないが、地上権は、土地の所有者の
 承諾がなくても、他人に譲渡することができる。
・土地の賃借権は債権であるが、地上権は物権である


スポンサーリンク

「建物賃貸借契約書(8)(賃貸人の不在期間の賃貸借)」の参考文例

以下参考文例です。

建物賃貸借契約書

賃貸人 〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と賃借人 〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、次の条項により甲所有の後記建物の賃貸借契約を締結する。

第1条 甲は、会社の都合により〇〇〇〇に転勤することになり、従来居住していた本件建物を自己の生活の本拠として使用することが困難となったので、転勤不在の間にかぎり乙に賃貸するものであり、乙は甲の右事情を了承したうえで、これを賃借する。

第2条 本件賃貸借期間は、本日から〇〇年間とする。

第3条 賃料は、1カ月金〇〇万円と定め、毎月末日限り翌月分を送金して支払う。

第4条 甲は〇〇年後には〇〇〇〇に帰り、再び本件家屋を生活の本拠として使用するので、期間満了の際は、乙は明け渡し、期間の更新請求はできないものとする。

以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書2通を作成し、甲乙各自署名押印のうえ、各自その1通を保有する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

賃貸人(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号 〇〇〇〇 印
賃借人(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号 〇〇〇〇 印

<物件目録>

スポンサーリンク