不動産管理委託契約書の書き方
このページは、「不動産管理委託契約書」の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「不動産管理委託契約書」作成の際にご活用ください。
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商取引に関する契約書について
契約は、お互いの意思表示の合致によって成立する法律行為です。
原則として、口頭でも契約は有効に成立しますが、後日のトラブルを予防するために、契約書という書面に残します。
「契約書」という名称の他にも、「確認書」・「合意書」・「覚書(覚え書き)」・「念書(約束事を記した書面を相手に差し出したもの)」、「同意書」、「証書」、「協定書」、「誓約書」などがありますが、約束(意思表示の合致)の内容や事実を証明する書類である以上、その効力は同じです。
商取引に関する契約書を作成するうえでのポイントは下記ページをご参照ください。
⇒ 商取引に関する契約書を作成するうえでのポイント
各種契約書・合意書・示談書の文例一覧はこちら
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「不動産管理委託契約書」の参考文例
以下参考文例です。
不動産管理委託契約書
〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、甲の所有に係る末尾表示の不動産(以下、「本件不動産」という)の管理の委託に関して、次のとおり契約する。
第1条(管理の委託) 甲は、乙に対し、本件不動産に関する次の管理業務を委託し、乙はこれを受託した。
① 〇〇〇〇に関する業務
② 〇〇〇〇に関する業務
第2条(報告義務等) 乙は甲に対して、前条の管理委託業務等に関して発生した事象については遅滞なく報告するものとし、かかる事象について解決しなければならない事柄があった場合には、乙は、甲の指示に従って、交渉その他本件不動産の管理運営上、必要な行為を行うものとする。
第3条(委託料) 委託料は、月額金〇〇〇〇円とし、甲は乙に対して、毎月〇〇日限り翌月分を乙の指定する銀行口座に振込支払う。
第4条(契約期間) 本契約による委託期間は、平成〇年〇月〇日から平成〇年〇月〇日までの〇〇年間とする。ただし、期間満了〇〇か月前までに甲乙のいずれからも別段の申し出がない場合は、さらに〇〇年間本契約を更新するものとし、以後同様とする。
第5条(賃料等の引渡) 乙は甲に対して、本件不動産の貸借人より受領した賃料等を、毎月末日締切計算のうえ、翌月〇〇日までに、引き渡さなければならない。
第6条(立替費用) 乙は、本件不動産の管理業務に関して発生した費用のうち、甲が負担すべき費用を立て替えて支払った場合には、かかる費用の領収書その他立て替え支払いの事実を証する書類を添付し、前項の甲に引き渡すべき賃料等から、立替金を差し引くことができる。
2 乙は、本件不動産の保存、修繕等に必要な工事に関して発生した費用のうち甲が負担すべき費用を立て替えて支払った場合には、前項と同様に代理受領した賃料から立替金を差し引くことができる。
第7条(協議) 本契約に定めのない事項が生じたとき、又はこの契約条件の各条項の解釈につき疑義が生じたときは、甲乙誠意をもって協議の上解決するものとする。
以上、本契約成立の証として、本書を2通作成し、甲乙は署名押印のうえ、それぞれ1通を保管する。
平成〇〇年〇〇月〇〇日
(甲) 住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
氏名 〇〇〇〇 印
(乙) 住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
氏名 〇〇〇〇 印