抗議状・抗議文を作成するうえでのポイント
このページは、抗議文・抗議文書・抗議書・抗議状を作成するうえでのポイントをまとめています。
「抗議状・抗議文の書き方」は、各種抗議文書の雛形・様式・文例・書式・テンプレート・フォーマットをご提供しています。
また、抗議状・抗議文を作成する上でのポイントや注意事項等についても触れていますので、ご活用ください。
ビジネス文書の書き方の文例一覧はこちら
⇒ ビジネス文書の書き方
抗議文・抗議文書・抗議書・抗議状について
抗議文(警告文・苦情文を含む)は、相手方の手違い・過失・不正・契約不履行などにより、損害や迷惑を受けた場合に、事態の解決や善処を求める文書です。
抗議文を送るということは、一社員として抗議を行うものではなく、会社として正式に抗議を行うということです。
そのため、抗議文の内容はもちろん、抗議文を送った後の対応等をしっかり検討した上で送るようにしましょう。
抗議文は、感情的に相手を罵るものであってはなりません。
あくまで、交渉の手段としてとらえ、冷静に事実を確かめ、丁寧に礼儀正しく妥協点に導くよう細心の注意をはらいましょう。
ビジネス文書の書き方の文例一覧はこちら
⇒ ビジネス文書の書き方
このサイトのトップページはこちら
⇒ 文例書式ドットコム(TOP)
掲載文例の一覧をご確認いただけます。
抗議文・抗議文書・抗議書・抗議状を作成する上でのポイント(2)
抗議文には、客観的かつ具体的な事実や経緯の説明が必要になります。
そのため、焦ることなく事実関係をじっくり把握し、タイミングよく送りましょう。
抗議する案件によっては、解決策や要望を提示することも考えなければなりません。
抗議文を送ったにもかかわらず、相手が誠意ある対応を行わないこともあります。そのような場合には、法的手段を講じる必要がでてきます。
抗議状は、法的手段に訴えた場合の証拠となりますので、相手の対応次第で、配達証明や内容証明を利用することも検討する必要があります。
明らかに相手に非がある場合であっても、相手との関係等により、文書としての抗議を控えたほうがよいケースがあります。抗議文を送る場合には、細心の注意をはらいましょう。
抗議状・抗議文の基本形式
以下は、「約束手形不渡りに対する抗議状」ですが、抗議状・抗議文の基本形式は次のようになります。
平成〇年〇月〇日
※文書の発信日
定型商事株式会社
〇〇長 定型文太郎 殿
※相手先の会社名と担当者(事案によっては責任者・代表者)氏名
雛形商事株式会社
〇〇長 雛形明男
※担当者(事案によっては責任者・代表者)氏名
不渡り手形お支払いの件
前略 用件のみ取り急ぎ申し上げます。
平成〇年〇月〇日貴社より〇月分商品代金として頂いた額面〇〇万円の約束手形(第〇〇号)を、当社取引銀行に提示したところ、取引停止の理由により不渡りと認定され返却されました。
貴社にも何かとご都合がございましょうが、至急、今後の対策につき責任ある回答を頂きたく、お願い申しあげます。
不一
※客観的かつ具体的な事実や経緯の説明が大切です。
※※丁寧に礼儀正しく妥協点に導くよう細心の注意をはらいましょう。