労働契約書(12)(住込守衛・管理人等)の書き方
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「労働契約書(住込守衛・管理人等)」作成の際にご活用ください。
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雇用・労働・人事労務に関する契約書について
労働条件の明示
労働基準法では、労働契約の締結に際し、使用者は、労働者に労働条件を明示しなければならないと定められています。次の事項については、書面によって明示することが義務付けられています。
1.労働契約の期間に関する事項
2.就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
3.始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇並びに交替制の就業転換に関する事項
4.賃金の決定、計算及び支払いの方法、賃金の締切り及び支払いの時期に関する事項
5.退職に関する事項 (解雇の事由を含む)
労働契約法
平成20年3月から労働契約についての基本的なルールを定めた「労働契約法」が施行されました。
労働契約法における「労働者」とは
使用者の指揮・命令のもとに働き、その報酬として賃金を受けている場合には、「労働者」として労働契約法の対象になります。「請負」や「委任」という形式をとっていても、実態として、使用者の指揮・命令のもとに働き、その報酬として賃金を受けていれば、「労働者」になります。
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「労働契約書(12)(住込守衛・管理人等)」の参考文例
以下参考文例です。
労働契約書
使用者 〇〇〇〇株式会社(以下、「甲」という。)と被用者 〇〇〇〇(以下、「乙」という。)とは、本日、次のとおり労働契約を締結する。
第1条 甲は、次の労働条件により乙を住込〇〇〇〇として雇用し、乙は、甲の指示命令及び甲の就業規則その他の諸規定に従い、誠実に勤務することを約した。
(1)就業場所(住込室)
〇〇県〇〇市〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号
〇〇〇〇(住込室 2階〇〇室)
(2)業務内容 〇〇〇〇検査、〇〇〇〇点検、〇〇〇〇
(3)就業時間 午前〇時〇分から午後〇時〇分
(4)休憩時間 午後〇時〇分から午後〇時〇分
(5)休日 〇〇〇〇
(7)賃金 日給〇〇〇円(毎月〇〇日締め〇〇日支払い)
(8)昇給・賞与 〇〇〇〇
(9)その他
食費 〇〇〇〇 水道光熱費 〇〇〇〇
〇〇〇〇以外の無断外泊は禁止とする
第2条 乙は、甲が定める〇〇〇〇及び指示命令に従い、〇〇〇〇を実施し、異常を認めたときは適宜処置をとるとともに、速やかに甲に報告しなければならない。
第3条 乙は、住込室の使用にあたっては、次の事項を遵守しなければならない。
(1) 他人を同居宿泊させないこと
(2) ペット・危険物を持ち込まないこと
(3) 現状を変更しないこと
(4) 〇〇〇〇
第4条 乙が本契約に違反し、又は就業規則の解雇事由に該当したときは、甲は、乙を解雇することができる。
2 前項により乙が解雇されたとき、乙は、〇〇日以内に住込室を甲に明け渡さなければならない。
第5条 本契約に定めのない事項については、甲の就業規則その他の諸規定の定めるところによる。
以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書2通を作成し、各自署名押印のうえ、その1通を保有する。
平成〇〇年〇〇月〇〇日
使用者(甲) 住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
〇〇〇〇株式会社 代表取締役〇〇〇〇 印
被用者(乙) 住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
氏名 〇〇〇〇 印
※労働に関する契約については、法改正や判例等により年々複雑化しています。労使トラブルを防止するためにも、また、トラブルが生じた際の早期解決のためにも契約書の作成は弁護士や社会保険労務士等の専門家に依頼されることをおすすめいたします。