不動産契約書の書き方

土地使用貸借契約書の書き方(1)


このページは、不動産契約書「土地使用貸借契約書(1)」の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「土地使用貸借契約書」作成の際にご活用ください。

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このページで提供している文例について

このページで提供している「土地使用貸借契約書」は、土地を無償で貸し借りすることを約束する契約書です。
使用貸借は、賃料の発生する賃貸借と異なり、無償で他人の物を借りて使用し、後で借りたものを返還する契約です。

「現状」と「原状」の使い分けについて

この契約書では、第3条で「現状」という言葉を使い、第5条では「原状」という言葉を使っています。
「現状」は、今現在の状態の状態を意味し、「原状」は、元々の状態を意味するので使い分けが必要になります。
よく、「現状回復」という表現を見かけますが、契約終了時に、元の状態に戻す場合には、「原状」を使います。(例:原状回復)


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「土地使用貸借契約書(1)」の参考文例

以下参考文例です。

土地使用貸借契約書

貸主〇〇〇〇(以下「甲」という)と、借主〇〇〇〇(以下「乙」という)とは、甲が所有する後記記載の土地(以下「本件土地」という)の使用貸借につき、以下のとおり契約する。

第1条(目的)
甲は、本件土地を〇〇〇〇として利用させる目的で乙に無償で貸し渡し、乙はこれを借り受けた。

第2条(契約期間)
契約期間は、平成〇〇年〇〇月〇〇日から〇〇年間とする。ただし、期間満了の〇〇カ月前までに甲乙いずれからの通知がない限り、〇〇年間自動延長するものとする

第3条(禁止事項)
乙は、本件土地を第1条の目的のみに使用するものとし、次に掲げる行為をすることができない。
(1) 本件土地を第三者に使用させること
(2) 本件土地の現状に変更を加えること
(3) 〇〇〇〇

第4条(契約解除)
甲は、乙が本契約に違反したときは、何らの催告を要せずただちに本契約を解除することができる。

第5条(明け渡し)
本契約が期間の満了により終了したとき、または前条により解除された場合は、乙は本件土地を原状に復したうえ、甲に返還しなければならない。

第6条(協議)
甲および乙は、誠実にこの契約を履行するものとし、本契約について疑義が生じたときたときは甲乙相互に誠意をもって協議し解決する。

以上のとおり契約が成立したこと証するため、本書2通を作成し、各自署名押印のうえ、各自1通を保有する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印
(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印

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