贈与・譲渡に関する契約書の書き方

負担付贈与契約書(扶養債務)の書き方


このページは、「負担付贈与契約書(扶養債務)」の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「負担付贈与契約書」作成の際にご活用ください。

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譲渡とは
有償無償を問わず財産や権利、地位などを、他人に譲り渡すことを言います。

贈与とは
当事者の一方が財産を相手方に無償で与える意思を表示し、相手方がそれを受諾する意思を表示し、相手方が受諾をすることによって、その効力を生ずる契約です。

契約書の表題(タイトル)について
契約書には、契約証書、覚書(覚え書き)、念書、合意書、同意書、証書、協定書、誓約書などがありますが、約束(意思表示の合致)の内容や事実を証明する書類である以上、その効力は同じです。

民法で規定された13種類の契約(典型契約、有名契約)について
民法で規定された契約の類型には、以下のものがあります。
贈与契約・売買契約・交換契約・消費貸借契約・使用貸借契約・賃貸借契約・和解契約
雇用(雇傭)契約・請負契約・委任契約・寄託契約・組合契約・終身定期金契約

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「負担付贈与契約書(扶養債務)」の参考文例

以下参考文例です。

負担付贈与契約書

贈与者〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と受贈者〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、次のとおり贈与契約を締結した。

(贈与契約の成立)
第1条 甲は、その所有に係る末尾目録記載の不動産(以下、「本件不動産」という。)を以下に定める約定で乙に贈与することを約し、乙はこれを承諾した。

(引渡し・登記義務)
第2条 甲は、乙に対し、平成〇年〇月〇日までに本件不動産の所有権移転登記手続き及びその引渡をしなければならない。

(扶養義務)
第3条 乙は、本件贈与を受けた負担として、甲をその生存中扶養しなければならない。

(契約の解除)
第4条 乙が次の各号のいずれかに該当するときは、甲は本契約を解除することができる。
(1) 前条による扶養の義務を履行しなくなったとき。
(2) 甲又はその近親者に対し重大な犯罪を犯し、又はこれらの者に対し著しい非礼行為を重ねるとき。
(3) 生計の維持に差し支えるような賭博、飲酒などにより資産を浪費するおそれがあるとき。

(契約解除に伴う措置)
第5条 前条により契約が解除されたときは、乙は直ちに本件不動産を甲に引き渡し、かつ、所有権移転登記手続をしなければならない。
2 前項の場合、契約解除の日までに乙が支出した扶養の費用は、乙が本件不動産を使用収益した対価と相殺することとする。

(建物の滅失・毀損)
第6条 第2条による登記及び引渡の日までに、甲及び乙の責によらない事由によって、本件不動産中の建物が滅失又は毀損したときは、本契約は解除されることなく、本件不動産中の土地のみを贈与することとする。

以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書2通を作成し、各自署名押印のうえ、その1通を保有する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印
(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印

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