土地の賃貸借に関する契約書の書き方

土地賃貸借契約書(3)(定期借地権設定契約書)の書き方


このページは、「土地賃貸借契約書(3)(定期借地権設定契約書)」(追加収録版)の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「土地賃貸借契約書(定期借地権設定契約書)」作成の際にご活用ください。
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「土地賃貸借契約書(3)(定期借地権設定契約書)」の参考文例

以下参考文例です。

土地賃貸借契約書

〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、甲所有の下記物件目録(1)記載の土地(以下、「本件土地」という。)について、次のとおり、土地賃貸借契約を締結した。

第1条(目的) 本契約は、甲が本件土地につき借地借家法第22条に基づく定期借地権(以下、「本件借地権」という。)を乙のために設定することを目的とする。
2 本件借地権は、本件土地を乙が下記物件目録(Ⅱ)記載の建物(以下、「本件建物」という。)を所有する目的で設定されるものである。

第2条(賃料等) 賃料は1か月あたり金〇〇〇〇円とし、毎月〇〇日限り翌月分を甲の指定する銀行口座に振り込む方法にて支払うものとする。
2 賃料は、経済事情の変動、公租公課の増減、近隣相場等の諸事情に照らして不相当と認められるときは改定することができる。
3 乙は甲に対し、本契約の締結時に、権利金として金〇〇〇〇円を支払う。
4 乙は甲に対し、本契約の締結時に、敷金として金〇〇〇〇円を預託する。

第3条(期間) 本契約の期間は、平成〇年〇月〇日から平成〇年〇月〇日までの〇〇年間とする。
2 期間満了時に本件土地上に建物が存在する場合でも、乙はこの契約の更新を求めることはできない。
3 本契約の存続期間中に本件建物が滅失した場合において、乙が本件土地上に建物を再築したとしても存続期間の延長はできないものとする。

第4条(禁止事項等) 乙は、次の各号に掲げる行為をすることができない。ただし、事前に書面による甲の承諾がある場合はこの限りではない。
(1) 本件建物につき、増築または改築すること
(2) 本件借地権を譲渡し、または本件土地を転貸すること

第5条(契約解除) 乙において以下の各号の一に該当する事由が生じたときは、何らの催告なくして、甲は本契約を解除することができる。
(1) 賃料の支払いを遅延し、その遅延が本契約における甲乙間の信頼関係を著しく損なうと認められるとき
(2) 〇〇か月以上賃料の支払いを怠ったとき
(3) 第4条に違反し、無断転貸、譲渡または無断増改築を行ったとき
(4) その他本契約の条項に違反したとき

第6条(契約の終了) 第3条第1項の期間の満了前に乙が所有する本件土地上の建物が滅失し、乙が新たに建物を築造した場合でも、本契約は第3条第1項の期間の満了により当然に終了するものとする。
2 第3条第1項の期間の満了前に乙が所有する本件土地上の建物が滅失した場合においては、乙は、本契約の解約を申し入れることができるものとする。
3 第1項、第2項の滅失には、乙による取壊しも含めるものとする。

第7条(建物買取請求権) 本契約が終了したときは、乙は本件土地上の建物の買取りを請求することはできない。

第8条(原状回復) 本契約が期間満了、解除その他の事由により終了したときは、乙は遅滞なく自己の費用をもって本件土地を原状に復して、甲に明け渡さなければならない。
2 前項にもとづく明け渡し義務を乙が履行しないときは、乙は甲に対し、契約終了の日の翌日から明け渡しに至るまで賃料額の〇〇〇〇に相当する損害金を支払わなければならない。

第9条(連帯保証) 下記の者(以下、「丙」という。)は、本契約に基づく乙の債務につき連帯保証人として乙と連帯してその責に任ずるものとする。

  住所 〇〇県〇〇市〇〇町〇〇丁目〇〇番〇〇号
  氏名 〇〇〇〇

第11条(公正証書の作成) 甲及び乙は、本契約の重要性に鑑み、本契約を内容とする公正証書を遅滞なく作成することに合意した。
2 公正証書の作成費用は乙の負担とする。

第12条(協議) 甲及び乙は、本契約に定めのない事項が生じたときや、本契約各条項の解釈につき疑義が生じたときは、信義誠実の原則に従い協議し、円満に解決を図るものとする。

第13条(合意管轄) 本契約に関する紛争については、甲の住所地を管轄する地方裁判所を第一審の管轄裁判所とすることに甲乙は合意した。

以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書3通を作成し、甲乙丙各自署名押印のうえ、甲乙丙各自その1通を保有する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

貸主(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号 〇〇〇〇 印
借主(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号 〇〇〇〇 印
連帯保証人(丙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号 〇〇〇〇 印

<物件目録>

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