不動産契約書の書き方

土地建物売買契約書(4)(借家人を退去させて引き渡すケース)の書き方


このページは、不動産契約書「土地建物売買契約書(4)(借家人を退去させて引き渡すケース)」の書き方(雛形・テンプレート・フォーマット・サンプル・例文・定型文)をご提供しています。
「土地建物売買契約書(借家人を退去させて引き渡すケース)」作成の際にご活用ください。

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「土地建物売買契約書(4)(借家人を退去させて引き渡すケース)」の参考文例

以下参考文例です。

土地建物売買契約書

売主 〇〇〇〇(以下、「甲」という。)と買主 〇〇〇〇(以下、「乙」という。)は、次のとおり土地建物売買契約を締結する。

(売買契約の成立)
第1条 甲は後記表示の土地建物(以下、「本件土地建物」という。)を、以下の条項により乙に売り渡し、乙はこれを買い受けた。

(売買代金の支払)
第2条 本件土地建物の売買代金は次のとおりとする。
 土地(以下、「本件土地」という。) 金〇〇〇〇円
 建物(以下、「本件建物」という。) 金〇〇〇〇円
 合計  金〇〇〇〇円
2 前項の本件土地の代金は、1㎡につき金〇〇〇〇円として、本契約書に添付された実測図の面積に基づき、算出したものであるが、もし、本件土地の実測が別紙実測図の面積と相違することがあっても、甲及び乙は、互いに売買代金の増減請求その他何らの異議を申し出ないものとする。
3 本件建物については、その構造又は実測面積が後記表示の登記面積と相違することがあっても、甲及び乙は、互いに売買代金の増減請求その他何らの異議を申し出ない。

第3条 乙は、本契約締結のとき、売買代金の内金として金〇〇〇〇円を甲に支払い、売買代金の残額は次のとおりこれを支払う。
(1)次条による所有権移転登記申請のとき
  金〇〇〇〇円
(2)第5条による本件土地建物引渡しのとき
  金〇〇〇〇円

(所有権移転登記)
第4条 本件土地建物の所有権移転登記申請手続は、平成〇年〇月〇日までに行うものとし、甲は乙より前条1号による売買代金の受領と引換えに、所有権移転登記申請に必要な書類を乙に交付する。
2 本件土地建物の所有権移転登記申請の登録免許税及び司法書士の報酬は、乙の負担とする。

(引渡し時期等)
第5条 甲は、本件土地建物を平成〇年〇月〇日までに乙に引き渡し、乙は第3条第2号による売買代金残額を甲に支払う。
2 甲は、本件土地建物に付属する樹木・庭石・門・塀等その他建物の造作一切を本契約締結時の現状有姿のまま乙に引き渡すものとする。
3 甲は、第1項による引渡しの際、隣地及び道路との境界線及び境界点を乙に明示し、乙に確認させるものとする。

(賃借人の立退等)
第6条 甲は、前条による引渡しのときまでに、自己の費用と責任において売買建物に現に居住する賃借人を立ち退かせるものとし、その立退承諾書を本契約締結のとき乙に交付する。
2 甲は、前項の賃借人を除いては、現に本件土地建物について地役権・質権・抵当権若しくは借地権・借家権の設定その他乙の完全な所有権の行使を阻害するいかなる負担もないこと、また一切の瑕疵・負担のない所有権を乙に移転することを保証する。もし、後日本件売買について第三者から故障の申出のあった場合には、甲においてすべてこれを処理し、乙に対し、いささかも迷惑をかけないものとする。

(移転の時期)
第7条 本件土地建物の所有権は、第5条により乙が売買代金を完済したときをもって、甲から乙に移転する。

(租税公課等の負担)
第8条 本件土地建物にかかる租税公課その他の賦課金・負担金及び電気・ガス・水道その他の付帯設備の使用料は、宛名名義のいかんにかかわらず、すべて第5条による本件土地建物引渡しの日の属する月をもって区分し、その月までの分は甲がこれを負担し、翌月以降の分は乙がこれを支払う。

(火災保険の譲渡)
第9条 甲は、本件建物について現に付している〇〇火災保険株式会社の火災保険契約(保険期間自平成〇年〇月〇日至平成〇年〇月〇日、保険金〇〇〇〇円)にかかる権利を第5条により売買代金全額の支払を受けたとき、乙に無償で譲り渡し、保険証券(証券番号第〇〇〇〇号)及び保険契約者・被保険者名義変更必要書類を乙に交付する。

(危険負担)
第10条 この売買契約締結後、第5条の本件土地建物引渡期日までの間に、甲又は乙のいずれの故意又は過失によらないで本件土地建物の全部又は一部が滅失又は毀損したときは、その損害は甲の負担とする。

(契約の解除)
第11条 甲又は乙は、その相手方が本契約に違背したときは、催告を要せず、直ちに本契約を解除し、損害賠償を相手方に請求することができる。

(疑義事項の協議)
第12条 本契約に定めのない事項、又は本契約につき解釈上疑義を生ずる事項があったときは、その都度、甲乙協議のうえこれを決定する。

以上のとおり契約が成立したことを証するため、本書2通を作成し、各自署名押印のうえ、その1通を保有する。

平成〇〇年〇〇月〇〇日

売主(甲) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印
買主(乙) 住所  〇〇県〇〇市〇〇町〇丁目〇番〇号
 氏名  〇〇〇〇   印

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